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住宅のリユースのメリット

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リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)、これは環境を考えるうえで重要とされている「3R」だと言われています。
一人一人の消費者、一社一社の企業が一つ一つを見直していく必要があると思っています。
たとえば、3Rのなかのリユースも見直すところがたくさんあります。

リユースというのは使い続けるという意味があります。
江戸時代では茶碗が割れてしまっても、修復して使い続けたと聞いています。
もちろん茶碗だけでなく、湯のみやお鍋や包丁などもリユースし続けたでしょう。
さらには住宅もリユースされていきたいのです。

環境の負担を軽減するためには

というのも住宅というのはとても大きなもので、全てを壊して一から建て直すと大量のゴミと大量の資材が必要となるため、環境に大きな負担をかけてしまうからです。
だからこそ、リユースすることで環境の負担を軽減させるべきでしょう。

現在の新築の一戸建てというと平均の寿命が20〜40年と言われてきました。
つまり、30歳に購入した一戸建ては50歳〜60歳になると建て直さなくてはならなくなります。
でも、昔からある日本家屋を見てみると、100年前の建物があるのは当たり前、200年300年前の日本家屋が今でも現役として使われているのです。
世界遺産に登録されている白川郷では400年以上もの歴史のある合掌造りの建物も存在しているのです。
第二次世界大戦によって多くの家屋が空襲で焼けてしまいましたが、それがなければ現代でももっとたくさんの古い住宅が残っていたでしょう。
でも、この何百年とずっと同じではありません。

たとえば、白川郷の合掌造りでも歴史ある建物であるものの、現在の技術を至るところに取り入れているのです。
たとえば、寒い白川郷でも快適に過ごせるように、防寒性の高い素材を壁に取り入れているのです。
そうすることで、冬になっても暖炉で十分暖かく過ごすことができるのです。
このように住宅のリユースといっても昔のまま使い続けるわけではなく、白川郷のように基礎的なものはそのままで新しい技術を取り入れられているのです。

リユースできる住宅とは

古民家と言われる古い民家でもリユースすることが出来るのです。
「古民家のリユースしても自分が住む気持ちがいなければ意味がない」と思っている人も多いかもしれません。
でも、住宅は自分が住むだけ以外にも利用方法があるものです。
たとえば、貸住宅として一般の人々に貸し出すこともできます。

特に、昔の住宅の古民家は広いことが多いため、ゲストハウスとして貸し出すこともできるでしょう。
シェアハウスのように複数の人々と一緒に暮らすようなゲストハウスもありますし、イベントのときに貸し出すゲストハウスもあります。
このように、古民家を持っているけどそれを持て余している人がいるのなら、リユースとしてゲストハウスなどで貸し出すのも考慮するべきでしょう。
そうすることで、使われていない古民家も有効利用することができて、住宅のリユースをすることができるでしょう。