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リサイクルとペットボトル

オフ 投稿者:

リサイクルというとリサイクルショップを思い浮かべる人も多いでしょう。
でも、本来のリサイクルというのは再資源化を意味しています。
再資源化とは、とある製品を原料に戻してそれを資源として別の製品にすることをいいます。
つまり、リサイクルショップのように中古の製品を買い取って、そのまま店頭で販売するようなものは厳密にいうとリサイクルではないのです。
どちらかといえば、リサイクルショップはリサイクル(再資源化)というよりも、リユース(再利用)といったほうが正しいでしょう。
そのリサイクルといえば、一般的にイメージがあるのが、やはりペットボトルかもしれません。

ペットボトルのリサイクル後

ペットボトルのリサイクルは本当に多岐にわたっているのです。
たとえば、回収されたペットボトルを細かく粉砕して卵パックのシート、Tシャツ、タイルなど様々な素材として再利用されることができるのです。なかには「そのまま洗浄してペットボトルとして再利用すればいい」と思っている人も多いかもしれません。でも、洗浄してペットボトルとして使うには、衛生面やコスト面で問題が多いため現実的ではないのです。

またサーマルリサイクルとして、ペットボトルを燃やしてその熱量を発電に使ったり暖房に使う技術にも利用されるケースが増えてきているそうです。
この電力需要が不安定である今、サーマルリサイクルは今後増えていくでしょう。

以上は企業や行政によるペットボトルのリサイクルですが、一般家庭でもペットボトルをリサイクルしているところは多いです。

家庭で使えるペットボトルリサイクルの小技

たとえば、使い終わったペットボトルに水を入れて玄関先に置いておけば、野良犬や野良猫が近寄らなくなり、野良動物を家に近寄らせるのを防ぐことも可能です。
他にも、上半分を切り取ってペットボトルの下半分に土を入れて鉢代わりに使うことができたり、ガーデニングのレンガ代わりに利用している一般家庭の庭を見かけることがあります。
このようにペットボトルにはいろんなリサイクル方法があるのです。

そもそもペットボトルというのは、石油で作られています。
石油はいつまでも産出されるわけではなく、将来いつか枯渇することのある限りある資源なのです。またペットボトルなどの合成樹脂というのは土に変えるのに気の遠くなるような時間がかかるのです。

自治体のなかにはペットボトルをそのまま埋立地で埋めてしまうことが多く、どこの自治体でも埋立地が一杯になっているのでペットボトルをそのまま捨てるべきではないでしょう。
このように、未来の子供たちに少しでも資源を残しておくためにも、埋立地の余裕を作っておくためにも、ペットボトルは使ったらすぐに捨ててしまうのではなくいろんな方法でリサイクルして、最大限利用していくことが大切なのだと思っています。

もちろん、ここではペットボトルを限定して述べましたが、リサイクルを必要としているのは多岐にわたるのです。一つ一つを見直して、リサイクルを進めていくことが環境を守っていくことに繋がっていくはずです。